日本には性器を祀った神社が数多く点在しています。私が今回訪れた千葉県印旛郡にも男根を祀った神社が存在しています。しかも、祀られた男根は日本一の大きさだとか。
さらに、男根を祀るようになってから近くの木の根が割れ始めて、木の幹が女性器のような形になるという神秘的なことも起こったそうです。
今回は、東京都心から2時間ほどかけて千葉県の安食駅に向かいました。
男根神社が祀られた魂生神社

安食駅の周辺は高い建物がほとんどなく、のどかな田舎風景が広がっています。この日は快晴。気温も25度を超えていて、緑をゆらす風が気持ちいい。

安食駅より北西に進むこと10分。見えてきたのが大鷲神社。
今回の目的である男根が祀られた魂生神社は、大鷲神社の境内にあります。車は30台以上停められる広い駐車場。昔の写真を見たところ、駐車場には建物があったようです。

大鷲神社に入るには、急な階段を上らなければいけません。向かって左側を男坂、右側を女坂といいます。男坂はかなりの急勾配になっていますが、女坂は緩やかな階段になっているので、絶対に女坂を上ったほうが良いです。

私は男坂を上りましたが、終盤は息が切れるほどでした。(酒の飲み過ぎで体力が相当落ちてますな)
大鷲神社が創建されたときは男坂しかなかったようです。しかし、急勾配のため女坂を後から作ったとか。
ちなみに男坂を上って、女坂を下るという上り下りの運動をしている人が数人いました。確かに、体力をつけるにはもってこいの場所ですね。

女坂を上ったところに男根が祀られている魂生神社があります。かなりキレイに整備されていますね。

中に入ると巨大な黒い男根が鎮座しています。その両端にも巨大な男根が数本祀られています。
実は中央の男根、石製の男根像としては日本一の大きさだとか。高さ2.5m、周囲は2.3mもある巨大な男根です。
そもそも性神信仰は、千年ほど前に各地で起こったといいます。魂生神社は千年前からここにあるというわけではないようですが、魂生神社も性神信仰を代表する神社のひとつとなっています。
ご利益は、縁結び、子授け、安産、夫婦和合、五穀豊穣などです。男根崇拝なので、安産や子授けなどのイメージはつきますが、五穀豊穣についてはイメージがつきませんよね。
調べてみると、「産む」が「生む」に通じることから五穀豊穣のご利益があるとされています。確かに、新しい生命を誕生するという意味では同じと言えますね。

魂生神社で気になったのは、社の中の右端にある男根×女陰のような男根像。男根の根本が女陰を模した亀裂が入っていて印象深いです。

社の中には小さな男根が数多くあります。大鷲神社の社務所には、小さな男根が二千円で売られていて、願いを書いて奉納することで祈願するものになっています。
また、大鷲神社の酉の市では男根型の飴が販売されるとか。。。女の子が舐めているところを見たいと思ってしまったのは、私だけではないはず。
魂生神社周辺にある神秘的な木々

魂生神社の周辺にも性に関するものが2つほどあります。
個人的に神秘的に感じたのが、子授け乃大樹という自然にできた神霊の御陰(おほと)です。最初はなんの変哲もない木だったようですが、魂生神社が鎮座してから徐々に女陰の形をした気になったとか。
男根が祀られるようになってから、女陰の形になっていくって神秘的ですよね。しかも、魂生神社のほぼ向かい側にあるのが、また神秘的に感じてしまいます。

さらに、魂生神社と子授け乃大樹の間には、神が重なり合うとされる合体椎の木があります。見るからに男女がバックで絡み合っている状態。。。
この2本の木はイザナギノミコトという男神とイザナミノミコトという女神の姿だとか。この二神は、八百万の神を産んだ神として知られています。
この合体椎の木も縁結びや子授けのご利益があるのでしょうか。手を合わしている人を見かけました。
紅白歌合戦に出るなら大鷲神社に行け?

魂生神社も素晴らしくて見応えがあるのですが、大鷲神社も必ず行きたい神社です。何よりも建築が美しい。

社の隅々を見ると、とにかく細かい匠の技が光っているのです。見惚れてしまいます。
また、大鷲神社の伝説として12月に行われる酉の市の特設会場で歌った無名の歌手が、その後のNHK紅白歌合戦に出るまでに出世したという話があります。
しかも、一人じゃなく複数人いるようです。代表的な歌手に、瀬川瑛子や三笠優子、鳥羽一郎、松原のぶえなどがいます。
もうさすがにすごすぎるので、下北のバンドマンは12月大鷲神社でライブしましょう。
私が大鷲神社に行ったのはこの時が初めてでした。しかし「なんか見たことあるな」という気がしたのです。その理由がモヤモヤさまぁ〜ずでした。

モヤさまでは、大鷲神社のちょっと変わった鷲の巣占いも紹介していました。正直、どんな感じの占い方法だったかは覚えていません。

大鷲神社の目の前には、夜のヒットスタジオというお店があるのですが、このお店もモヤさまで取り上げられていました。
夜のヒットスタジオの前を通った時に「この場所来たことがある!実際は来たことないのに!」と神秘的なものを感じたのですが、ただただテレ東で見ただけでしたね。